日本有数の古社「櫛田宮」
佐賀県神埼市にある「櫛田宮(くしだぐう)」は創建から 2000 年近い歴史を持つと言われる日本有数の古社です。社伝によると、創建は日本武尊(ヤマトタケル)の父、第12第天皇の景行天皇(けいこうてんのう)。北東方向約 2km に位置する吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)の隆盛な頃と同時期の弥生時期後期にあたります。757 年に創建された博多の櫛田神社の本宮にあたります。
「神埼」の語源
景行天皇が当地を巡行した際、当時この地に不幸が続き人々が苦しんでいたことから、当社を建て神を祀り鎮めたのが発祥とされています。肥前國風土記によると、櫛田宮の創建以降、当地から災厄がなくなったことからこの地は「神幸(かむさき)」と名付けられ、これが後に現在の「神埼(かんざき)」という地名の起こりとなりました。
伝説のクスノキ「琴の楠」
参道を歩き鳥居をくぐって左奥にあるのが「琴の楠(ことのくす)」と呼ばれる立派なクスノキ。景行天皇が埋めた琴から芽が出て、このクスノキになったという伝説があります。清浄な人が息を止めたままこのクスノキを 7 回半回れば、琴の音色が聞こえるという言い伝えがあります。
櫛田宮の御膝元にある「菊水」
神埼市の中央に構える「懐石 菊水」は櫛田宮のすぐ近く。櫛田宮にお立ち寄りの際には、是非、足をお運びください。地元佐賀の食材を中心として、季節感あふれる日本料理をご用意しております。近くには他にも、九年庵・吉野ケ里遺跡・王仁公園など日本有数の観光スポットがございます。